こんにちは、N-BRAND(エヌ・ブランド)建築家の名越です。
このコラムでは、私たちN-BRANDの建築家が考える“いい家”についてお話ししたいと思います。今日は家の顔とも言える、外観についてのお話。私たちがこれまで施工したお住いの中で、まわりの環境や景観をどうデザインに活かしてきたかをご紹介します。
景色を迎え入れる家
尾道にあるこのお住まいは、高台という立地を存分に活かしたデザインとなりました。外から中が見えることのない場所であることから、リビングからは尾道を一望できる大きな窓を設置。外に大きくひらいたデザインが特徴です。
開放感のある外観は、雄大な自然とも融合しています。
趣味に没頭できる、中にひらいた家
一方こちらのお住まいは、左右を住宅に囲まれた立地。道路も近く、外にひらいたデザインは適しませんでした。
オーナー様はこの建物で、ライフワークである織物の作業や、仲間と集まり、食事や趣味を楽しむことを想定されており、中で過ごす時間を大切にできることを重視しました。
周囲の閑静な住宅になじむ佇まいでありながら、建物に一歩入れば開放感のある明るい空間が。長時間の作業や、たくさんの仲間が集まっても息苦しさを感じないスペースが実現しました。
N-BRANDでは周囲の環境に大きな特徴がある場合、メリットとデメリットを整理し、メリットを活かしながらデメリットを改善するプランをご提案しています。