こんにちは、N-BRAND(エヌ・ブランド)建築家の塩出です。
今回は田畑のあるのどかな住宅地に建つレトロモダンなOFFICEをご紹介したいと思います。
◆テーマは「昭和の子ども達が思い描く近未来の建物」
写真でご覧いただいているのは、包丁工房「IRONCLAD」様。
ひときわ目を引くこの建物には、薄い鋼の板である折板を、R形状に加工する「ラジアル工法」を採用しました。素材、工法ともに、工場などによく使用されているものです。
お施主さまのイメージは、「昭和の子ども達が思い描く近未来の建物」。インダストリアルな外観は、レトロな近未来を感じさせるデザインとなっています。
◆意匠性とお客さまのイメージがひとつに
ラジアル工法での建築は、屋根と建物がスッキリと一体型になることや、店舗デザインとして目を引く効果がある一方、内部環境が快適であるとは言えないことが課題でした。
そこでこちらの建物では、外壁にラジアル加工を施した折板を使用し、内部を木造の建物にすることで快適さを実現。
デザインと居住性のどちらもが、お施主さまのイメージにフィットする建物が実現しました。
N-BRANDでは、広い視野で素材の可能性を探り、お客さまのご要望を叶える設計をしています。